天然水は、水素と重水素とごくわずかな三重水素から成り立っています。重水素は水素の同位体で、原子核に陽子1つと中性子1つが含まれています。1気圧下における天然水は、99.985%の水素と0.015%の重水素によって構成されています。つまり、通常の天然水が含む重水素の割合は、1リットル中に150mg(150ppm)となっています。

 この重水素は、水素よりも質量が重く、微量でも人体に多大な悪影響を及ぼす性質があります。体内の重水素濃度が30%になると、哺乳類は生きていくことができません。また、がんの発生から増殖までの過程で、大きな影響を及ぼすと考えられています。

◆重水素の発見-1931年にハロルド・ユーリーが発見しノーベル化学賞を受賞。
 


通常の水素は陽子1つで核を形成するのに比べ、重水素の核は
陽子、中性子1つずつから成り、
その重さは約2倍となる。
 
 
 
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